コレ↑と一緒に文字が打ち込まれたファイルを発見。
読んでみたら笑えたので晒してみます★
何年前のやろ・・・・5年以上前っぽいぞ・・・
めっちゃ暇な人は読んだってください。そして鼻で笑ってください。
・・・っはぁ・・・
あぅ・・んっ
・・・・・っく・・・あぁ・・・・
見慣れた部屋に、湿った空気。
「やぁ・・・っ も・・・や・・・っん・・・」
乱れた呼吸に濡れる音。
「嫌?イヤじゃねぇだろ?」
耳に心地良く響く低音。だけど今は、心地良さに浸る余裕は無い。
「智君・・・・はぁ・・・とも・・・っあ・・」
「こんなに涎垂らしてんじゃねぇか。ヤメテもいいんだぜ?イヤなら。」
羞恥に耐えて瞳に涙を浮かべる佐藤真哉。
その様子を、彼の上から楽しげに弄ぶ清水智樹。
真哉のソレから零れる体液を、智樹の無骨な指が絡め取る。
「ほれ。こっちは嫌がってねぇじゃん。」
真哉の体液で糸を引く指を見せ付ける。
「ちがっ・・・!!!」
瞳に溜められた水が大粒の涙になって滑らかな真っ赤になった頬をすべる。
しかし、智樹はそんな訴えも気にせず真哉の窄まりに濡れた指を差し入れる。
簡素なパイプベットが軋む。
「おい、力抜けよ。入んねぇだろ」
熱いものがあてがわれ、身体を割って入ってくる。
上手く息が出来ず、夢中で智樹にしがみつく。
小さい頃から、ずっと一緒に居た二人だった。
家が近所で幼馴染で、親同士も仲が良かった。
お互いの家に泊まりに行く事もしょっちゅうあった。
夜中の二時。
時間を確認して、ケータイを閉じた。
隣で寝ている智樹の寝息しか聞こえない静かな部屋。
テスト勉強のために呼ばれて来たはずが、・・・・もう、何度目だ。
わかっている。
僕は智君の事、ずっと好きだった。
こうなる事を、全く望んでない訳じゃない。
むしろ、こうなりたかったんだ・・・・
智君にとって、ただの好奇心だけだったとしても・・・
それでも、傍に居たいと思う。
僕は、サイテーな友達。
智君とは高校は別。
でも、帰りの電車が一緒になる時がある。
「おっ!B女と合コン!!智樹も行くだろ!?」
「B女!?行くに決まってんじゃねぇかっ!B女っつったら~~~・・・」
僕の知らない智君の友達。
僕の知らない智君の表情。
僕の知らない智君の・・・・
智君は僕の事、なんとも思ってないみたい。
そりゃそうか・・・・どっちかって言うと、消してしまいたいとか思われてるのかも。
B女って言ったら、お嬢様学校。
僕の知らないテンションではしゃぐ智君。
智君の友達はとても目立つ。智君も目立つ。
でも僕は地味で目立たない。
きっと、同じ電車に僕が居るなんて思っても居ない。
今はそのほうが都合が良い。
僕の知らない智君のことは知りたいと思う。
けど、僕には絶対見せてくれない智君を見るのはとても辛い。
泣きそうになってしまう僕を見られたくなかった。
地味で目立たなくて良かった。
落ち着き無く寝返りを打って、ケータイを開く。
pm10:26
パチン
「はぁ・・・・」
さっき見た時は10:24だった。
窓から見える智樹の部屋の窓を覗く。
暗いまま。まだ帰ってない・・・
カノジョとかできてたらどうしよう・・・もう、僕なんか用無しになったら・・・どうしよう。
「はぁ・・・」
ギュッと目を瞑るけれど眠れない。時間も止まったように進まない。
何度も寝返って何度も溜息をついて何度も時間を確認して何度も暗い部屋の窓を覗いた。
短いメロディが流れて、ケータイにメールが届いた事を知らせた。
「まだおきてるか?」
差出人は智君。
「うん。起きてるよ」
速効で返したかったけど、一度深呼吸して30秒待ってから送信した。
「おれんちだれもいねーからいまからこい。」
メールが苦手な智君は平仮名でメールをくれる。
「わかった。」
送信ボタンを押して着替えて、徒歩30秒ほどの智君の家に向かう。
何度も来た、見慣れた智樹の部屋。
「どうしたの?こんな時間に」
平静を装うのが難しい。もしかしたら「彼女出来た」とか言われるんじゃ・・・・
「どこか・・・・行ってたの?」
喉がカサカサする。聞きたくないのに問うてしまった。
「どこかって・・・行ってたら何だよ。」
低く静かな智君の声。
楽しくはしゃぐ電車での風景が、頭から離れない。
「え、いや、うん・・・別に・・・僕には関係ないよね・・・・はは・・・っ」
僕には関係ない。智君がどこで誰と何をしていようが僕には関係がないこと。
智君が無言で口付ける。そのまま僕を後ろに押し倒した。
身体だけの関係でもいいと思っていた。気持ちが無くても、傍に居られたらそれで良い。
ずっと、そう思ってきたけど・・・そろそろ限界みたいだ。
やっぱり、行為の中に心も欲しい。
僕を見てほしい。好きだって言って欲しい。愛して欲しい。
僕だけを必要として欲しい。
ビックリするくらい自然に涙が出た。次から次に珠になって頬を伝う。
カラカラになった喉で掠れた声を出した。
「もう、イヤだよ智君。無理。ごめん。僕に・・・触らないで。」
智君の少し驚いた顔が見える。涙で歪んでハッキリとは見えないけど。
自分でも驚いた。言おうと思った言葉じゃない。勝手に口から喉を震わせて出てきた言葉。
「なんで・・・急に・・・何泣いてんだよ」
苛立つ声。何も言えない僕。
「じゃぁ、何で来たんだよ、お前。何しに来てんの?」
何でって・・・・何しにって・・・・
好きだから。一緒居たいから。声が聞きたいから。
言えない。でも、言って嫌われたほうが・・・・
「おいっ!真哉!!」
無骨な力強い指が、細い腕に食い込む。
大きな手の平が薄い肩を覆う。
「なんか言えよ。言うまで帰さねぇ。」
苛立つ声に、力が入る。
「痛い・・・どうして良いか・・・わかんないから・・・。この行為に・・・何の意味があるの?」
震える声。聞こえたのだろうか。わからない。もしかしたら、声にすらなっていないのかもしれない。
「智君は・・・僕じゃなくて・・も・・・・」
言いたくない。こんなこと自分で言いたくない。
言われなくてもわかってる。言わなくてもわかってる。
一方通行さえ許されない気持ち。
「・・・俺が、お前じゃなくても・・・何なんだよ。」
腕がちぎれるほど力一杯握られる。怒ってる。どうして?
涙が溢れすぎて目も開けていられない。頭もぼーっとする。
「僕・・じゃなく・・・ても・・・・いいんでしょ・・・?そん・・・なに・・おもしろい・・・?気づいてる・・んで・・しょ?僕の・・・きもち・・・」
気持ち悪い変態だって、僕の事・・・罵ってるんでしょ?
何も拒まない。何やっても怒らない。来いって言ったらすぐに来て・・・・バカにしてたんでしょ?
笑ってたんでしょ?それすらなかった?
なんとも思われてなかった?溜まれば吐き出せる器だと思ってた?
「ぼくの・・・こと・・・ぼく・・・の・・・」
嗚咽しか出てこなかった。言葉なんて何も知らないみたいに・・・
痛いくらいに捕まれていた腕はいつの間にか解放されている。
ぼやける視界で、智樹はかばんの中を探っていた。
「ほら。」
振り向いて、小さな包みを投げてよこした。
「空けてみろよ。・・・真哉。お前、俺の事なんだと思ってたんだ?」
力が入らない、震える手で小さな包みを開ける。
綺麗な色の石の飾りがついたストラップ。
「誕生日だろ、明日。本当は日付変ってから渡すつもりだったけど。」
時計を見ると、時刻はpm11:47
すっかり忘れていた。あと13分で、自分の誕生日だ。
頭がついていかない。何も考えられない。ぐちゃぐちゃだ。
いつだったか、智君のケータイに付いてるストラップを「きれいだね」って言った事がある。
智君のストラップには赤い宝石みたいな石がついていた。
今、僕が手にしているストラップにはキラキラ光る青色の石が付いている。
おそろい・・・・青色は、僕の好きな色
「これ・・・・くれるの・・・?すごく綺麗・・・」
「気に入った?」
短めの髪の毛をくしゃくしゃ掻き混ぜながら、智君がパイプベットに腰掛ける。
軋むベットの音に、体が少し強張る。
どさっとそのまま後ろに倒れて智君は溜息を一つ吐いた。
ベットの前に座る僕には、智君の表情は見えない。
静かな部屋。時折聞こえる車の走行音。居た堪れない。帰りたい。
だけど、足に力が入らない・・・立てない。太ももが痙攣するように震える。
「お前、ずっとそんな風に思ってたのか?辛かったのかよ」
とても悔しそうな声。悲しそうな声。どうして?
「真哉が俺の事好きなの知ってたよ。」
身体中が震える。罵られるのか、怒鳴られるのか、本当に嫌われてしまう恐怖。
「俺もお前が好きだ。」
何を言われたのか理解できない。
思考停止状態。何もないカラッポの頭。ただ、青く光る石だけが目に映る。
シーツの擦れる音と共に一気に引き上げられる自分の体。
自分の意思では動けない身体を、智樹が引っ張り上げて包む。
「俺も、真哉が好き。真哉も俺の事好きだろ?」
静かに響く智君の声。
「俺もお前も女じゃネェし、ずっと一緒に居たし、言わなくても判ってると思ってたよ・・・俺は。」
静かに言い聞かせるように優しい声が広がる。
「お前は頭いいけどニブチンなのを忘れてた。コレは俺が悪かったよ。」
包む腕に力が入り、優しく頭をなでられる。心地いい。
泣き疲れたし、体の力は入らないし、何も考えられないし、このまま眠ってしまいたい。
「お前以外欲しいと思ったことはない。だいたい、好きでもねぇ男抱いて勃つって、とんでもねぇ変態じゃねぇか。」
そうか、夢だよこれは。だから智君はこんなこと言うんだ。
定まらない焦点。ぼやける視界。寝ぼける思考。
智君の部屋だ。ちゃんと布団着て寝てる・・・・窓の外は明るくなってる。
今何時・・・・あれ?
青い石の付いたストラップがケータイに付けてある。あれ、これって・・・昨日の?
ガチャっとドアの開く音。
「よぉ。起きたか?」
いつもと変わらない智君。
「おまえっスゲェぶさいく!!!今日は学校サボれよ。」
ブサイクって・・・寝痕でも付いたかな・・・あ?目が・・・開かない。
どうやら瞼が腫れ上がっているようだ・・・昨夜泣いたのは夢じゃないのか・・・
じゃぁ、昨夜の事は夢じゃない・・・・の?
「ニブい真哉のために今日は一日、一緒に居ようか。どーせ、昨日の事は夢だとか思ってんだろ。」
ギシっとパイプベットを軋ませて、僕の隣に腰を下ろす。
顔を見れない。何がなんだかついていけない・・・気恥ずかしいような気もする。
「俺は真哉が好きだ。お前がわかるまで何回でも言ってやるから。もう泣くなよ?」
大好きな人のはにかんだような優しい笑顔があった。
<あとがき>
中途半端に終わり、そして、先の読める展開。センスねぇ~~★
全く修正無しでのup。幼稚で稚拙な文面から馬鹿さ加減が滲み出ている。
まだあるかもしれんで、ファイルの整理しながら探してみるつもり。自虐
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